2011年8月9日火曜日

夏のハーブ


今日の午前中は採り終えたハーブの土の入れ替え作業をしました。
土に混じった古い根を取り除き3日間程天日干し殺菌した後、肥料と混ぜ合わせ健康な土へ蘇させるのです。
植物の栄養は基本的に土と水と光。シンプルです。なのでこの3つを押さえておけばまず失敗しません。たまにおやつがてら肥料なんかやると更に喜んで、ぐんぐん延びていきます。
手をかければ手をかけた分、応えてくれるのが家庭菜園のいいところ。しかも食べられる。ハーブとか買うと高いですもんね。保存方法も繊細だし、フレッシュハーブを常時置いておくのは、結構大変なんです。だからレストランなんかに行ってハーブ満載の料理を食べると凄く贅沢した気持ちになると同時にお店のご苦労を感じます。


今はバジル、イタリアンパセリ、コリアンダー、ミント、ローズマリー、タイムの六種類を育てています。
現在おすすめパスタの「海老のカッペリーニ、サルサソース」のサルサソースにはバジル、イタパセ、ミントがモリモリ使われています。
いつかはトマトなどの野菜を育てたいのですが、やはり野菜はプランターじゃキツいです。もちろん出来ない事はないのですが、店に供給するには数が足りない。やはり畑じゃないと。
なのでしばらくはハーブ系をもっと突き詰めてみたいと思っています。




奥がローズマリー。コンフィや肉の香りづけに使います。パーティーなどでよくお出しする豚のローストポークなんかでは大活躍します。ちなみに今年の春までいたディルはとうとう花が咲き種まで収穫しました。種はキャベツのマリネの香り付けにしてガルニで使ったり、ちょっとツマミの前菜でお出ししました。
手前はバジルの子供です。穴の空いた洗面器で種から苗まで持っていき、もう少し大きくなったら大きな鉢に植え替え、大きく育てます。
バジルは傷みやすいのですぐジェノバソースにして保存。パスタや前菜のソースとして大活躍します。


コリアンダーです。タイ語でパクチー」中国語でシャンツァイ」と呼びます。今は大好きですが子供の頃親の都合で(三十数年前、、、)ベトナムに行ったときはこのハーブ満載の料理が沢山出て来てキツかった。子供にはなかなか刺激がある香りです。
これはもうすぐ始まる「海老とパクチーのアーリオオーリオ」や「トムヤムクン風スープ」で使われます。春過ぎにディナーでお出ししたのですが、思いのほか評判が良かったのでランチでも出せるよう大量に育ててみました。なぜかオリエントのお客様はパクチー好きの方が多いようです。

夏は野菜やハーブが美味いです。やはりその植物に合った季節で無理なく育った旬の物は栄養も味も違います。
是非、夏には夏の食材を使った料理を食べに来て下さいね。

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