2012年5月31日木曜日

ミント

自宅のベランダでミントを育て始めました。ペパーミントとスペアミントの2種類。
ミントには600種を超えるほどの種類があるそうですが、香りが強くメントールの含有量が多いペパーミント系と、比較的香りが弱く甘い香りのするスペアミント系の2つに大きく分けられるそうです。ペパーミントはもともとスペアミントとウォーターミントの交配種で、ハーブとして用いられた歴史はスペアミントの方が古いそうです。これからの季節には生のミントの葉をたくさん使ってミントティにするのもいいですね。ミントの種類の違いを楽しみながら。

スペアミント

2012年5月30日水曜日

ニョッキ!

家にじゃが芋が余っていたので、ニョッキを作っちゃいました。作り方はとても簡単!じゃが芋を茹でるか、レンジでチンして柔らかくしたら、ボールに入れてつぶす。舌触り良く滑らかにしたければ漉し網で裏漉しをする。今回は裏ごしをしなかったから、じゃが芋が粒々残っている感じになりました。じゃが芋のボールに強力粉(なければ薄力粉でも可)を入れて混ぜて、塩を少しいれて混ぜる。それをまな板か調理台の上に打ち粉をして、2、3センチの棒状にして1センチくらいにカット。カットしたものをフォークで上から軽くつぶす。フォークの背中のギザギザがつく感じ。





沸騰した所にいれて、浮いてきたらオッケー!

今回はキノコノリクリームとツナトマトクリームを作ってみました。とても好評でした\(^o^)/



 ここで終わるのも寂しいからニョッキの歴史を載せましょう。元々は現在のようにジャガイモやカボチャで作るものではなく、小麦粉を練って作っていた。ジャガイモのニョッキが作られるようになったのは、1800年代になりアメリカ大陸から伝来したジャガイモがイタリアで栽培されるようになってからである。イタリアで作られているニョッキはジャガイモを利用したものが主流だが、ローマでは硬質小麦のひき割り粉で作る。他にもジャガイモの代わりにカボチャやパンを使ったもの、ホウレンソウとリコッタチーズを使ったものなど多数のバリエーションが存在する。 ニョッキ、作るのも楽しいから是非やってみてください。子供と一緒にやるのも楽しいと思います(^ ^)

2012年5月17日木曜日

welcome home


*借り物写真

神楽坂ロイヤルスコッツマンに行ってきました。スコティッシュ・パブです。アイリッシュ?ブリティッシュ?いやいや、スコティッシュです。スコットランドのモルトウイスキーが多数揃っているのと、店名に「スコッツマン」てついているのが僕の解る明確な違いぐらいですが、外見は勿論、内装もこだわりが施されていてスコットランドに行った事が無い僕でさえ「あ~、この感じ。またスコットランド来ちゃったなー」なんて思えるとても「ほっ」とできる空間です。そんなスコッツマン、平日に行ったのですが大盛況!!あんなに盛り上がっているパブって東京でもそんなに無いんじゃないですかね?楽しかったです。オーナーの方の経歴がまた面白く、フレンチの三国シェフのもとで修行して本国フランスで3店舗渡り歩き、その後、スコットランドでモルトとバグパイプにハマり、神楽坂で開業したのが去年の12月。
*借り物写真
この「ハギス」というスコットランドの伝統料理はモツをミンチした煮物といったところでしょうか。なんとウイスキーをかけて食べます。かけて食べる事によってモツ特有の臭みが無くなります。
シェパーズパイはひき肉の上にマッシュポテトをのせてオーブンで焼き上げた物です。焼き目がとても綺麗!底に敷いてあるひき肉もカリカリしていて絶妙な食感。それでいて焦げてないから感動します。
*借り物写真
さらにさらに、ここではスコットランドのイかれたクラフトビールbrewdogPUNK IPAが常に有ります。うううウマい!!!日本でまだ1台しか無いオフィシャルのタップサーバーから注がれるPUNK IPAはグラスまでオフィシャル。嬉しすぎます。完全にスコットランドに浸れます。僕はスコットランドからの回し者では有りませんが大満足でした!

2012年5月16日水曜日

本日のおすすめパスタ

 +鰯(イワシ)、アンチョビ、オリーブ、ドライトマト、ケッパーのアーリオ・オーリオ ¥1150


(具は新鮮な鰯を素揚げ!プッタネスカ(娼婦風)のトマトソース抜き?オリーブオイルテイストの塩味ヴァージョン!)
 
 

+海老と空豆のアメリケーヌソース、無添加玉子フィットチーネ ¥1350


(今年は遅い登場ですがやっと空豆届きました!海老の風味たっぷりのアメリケーヌソースでどうぞ!)

2012年5月3日木曜日

オーガニックスパゲティが代わりました!     野菜も、チョロっと。


オリエントでオーガニックのスパゲティを御提供してから早11年目。その間、メインの麺(スパゲティ)が3回代わりました。
何故かと言うと、イタリアのオーガニック麺工場が閉鎖されてしまうからなんです。オーガニックパスタはイタリアの小さな会社(下手すると家族経営!)が生産してる事が多いため、経営的に不安定な事が多いのです。しかも麺の太さも不安定で(笑)ボイル時間が1分くらい違ったりする事もたびたび。そのたびこちらで修正をしていくのですが、やはりオーガニック特有の小麦の香りの良さがあるので文句は言えません。


今回も突然その知らせはやってきました。ギリシャに始まったヨーロッパの金融不安定が飛び火し、次はイタリアか?とささやかれていましたがその通りになってしまったようです。
しかたなく次のパスタを探す事に。
しかし探すなら美味しくオリエントのソースや用途に合う麺を探さなければなりません。これは結構大変なんです。しかもあまりに突然で時間が無い。
考えた結果やはり飲食店なのだから美味しさを追求するべきであろうと。そこで以前から使いたかったけど値段が折り合わず使えなかったパスタを導入することにしました。


日本も数年前から材料費、運輸費が上がり続け飲食店を経営する者としてやり繰りが大変ですが、自分がずっと貫いて来た「値段を下げるくらいなら材料費を上げろ」方式に従ったわけです。
僕は一消費者でもあるのですが「安い物には必ずヤバい何かがある」とずっと感じて生きてきました。特にこの業界に入って少なくとも飲食に関してそれは間違っていなかったと実感しました。だからそれはやっぱり自分ではしたくない。
ま、儲からないですけど(笑)。


そのスパゲティはイタリア中部のマルケ州で作られたジロロモーニブランドの物。有機専門の生産農家と組合に認定された生産農家が有機栽培したデュラム小麦をセモリナ挽き(粗挽き)した小麦粉のみ使用し、風味、栄養成分を壊さないよう、26時間低温乾燥。有機栽培デュラム小麦のセモリナ挽きならではの味と強いこしが特長で、小麦そのものの美味しさを味わうことができます。
スタッフも驚くほどソースの絡みと味の浸透が良く、お湯に塩を入れない茹で上げパスタのスタイルをとってきた当店の、悩みを一気に解消してくれる事となりました。ありがたいです。
店内でも販売していますのでご自宅でもどうぞお楽しみください。


さらに野菜も昨年から始めている鮮魚同様、産地直送の有機、無農薬野菜に移行しようかと考えています。もちろん産地が見えるという事は、放射能チェックも自社で行われている事を指します。
実はすでにひっそりと有機野菜の産地直送を始めていて、ゆくゆくは使用している野菜を全てまかないたいと思っているのですが、基本的には季節の野菜ばかりなので、大幅なメニュー、システムの変更を余儀なくされそうです。今はそれをどういう風に持っていくか模索中の段階。この場所で26年もやっている事情もあり、急激に変えるのは難しそうなので、少しずつ変えていく事にはなりそうです。


オリエントスパゲティはこのように少しづつ進化しながら、トラブルだらけで、生きにくく、無個性で稚拙な言葉で均されたモニター上の氾濫、文化の欠片も、知性も無い、魅力乏しいコールタールの海の様なこのくだらない国を、宇宙遊泳奏法で泳ぎ奏でてゆきたいと思います。
このヒゲのおっさんと共に。



2012年5月2日水曜日

ピンク色のパスタ




知人から、栃木のお土産「いちごパスタフィットチーネ」を戴きました。
デザートなのか主食なのかわからないまま、早速調理してみることに。
色がピンクでルックスはとてもかわいい。

専用ドレッシングというものが添付されていたので、それを使用することによって味の方向性が確実に定まるだろうと容易に想像がついた。
しかし茹で時間がパッケージのどこを見ても掲載されていない。
当店のフィットチーネは4分なので、とりあえず同じに。

茹でている間、ず~っと甘~い香りが漂って来ます。
「やはりこれはデザートだ!」
そういう認識を持ってパスタが茹で上がり、ついに専用ドレッシングをかける。
苺のジャムよろしく、さぞかし甘いとろ~っとしたソースが出てくるかと思いきや、これは立派にドレッシングだった。
所謂ビネガーやソルトやペッパーの入った、ごく一般的なドレッシングに少し苺の風味が足されていたのだ。
度肝を抜かれた。
確実に甘い香りの湯気に酸味の効いたドレッシングの風味が加わり、何とも言われぬ嗅覚だった。
食すると、甘い香りは口の中では感じられず、ドレッシングの味一色に支配される。
これは個人的な意見だが、もしかしたら、苺ジャムで食べた方が美味しいかもしれない。
甘いものは大好き、酸っぱいものも大好き。
でもそれを単純に一緒にして食すのは、ナシでした。

でも、こういうチャレンジ精神のある食べ物、大好きです。
新しくて美味しい食べ物を作ろうと思う気持ちがそこにあるから。
そうやって新風を巻き起こすのって、相当大変です。
そしてそこから生き残っていくのも。
当店で言えば、「オリエント風ナポリタン」、というところでしょうか。
常時ご用意出来ないのが申し訳ないのですが。。。
詳しくは、当店のメニュー最後のページをご覧下さい。