2010年11月25日木曜日

合宿日記 飯編





我が山岳部のこだわり、それは食事にあります。大げさな表現と思われるかもしれませんが、山での食事はとっても大事。温かい食事は冷えた体を温め、緊張をほぐし、今後の体力を維持回復するまさに「命の源」であります。最近の乾燥食品は飛躍的な進歩を遂げ、種類もだいぶ増えましたが、我が愛しの山岳部は食事にだけは古風なやり方が好きです。


日帰り登山ならまだしも、何日も山中で行動する場合、日数分の食事に1食以上の非常食も一緒に持っていくことになるので乾燥食品と日持ちする根菜類を持っていきます。

以前は肉の味噌漬けを作って持っていき、夕飯に豚汁を作ったりしましたが(ウマかった!)、今期はペミカンなる物を作って持っていきました。



ペミカンとは、北米、カナダ先住民族が起源の保存食で、簡単に言えば、野菜と肉をラードで炒めて、水分をとばして軽くし、日持ちがするようにした野菜炒めのことなんです。

ペミカンとカレールーで煮ればカレーに。シチューの素で煮ればシチューに。コンソメのキューブで煮ればペミ汁。味噌入れれば豚汁に(油でギトギトになるので豚汁はちょっとキツイらしい)。ま、味付けしだいで(笑)どうにでもなってしまうのです。

しかもすごいことに雪山でなら1週間ぐらい持つそうです!突然のビバーク時に調理するのもめんどくさくなってしまった時にはペミカンをそのままでも(非常食として)食べれちゃう。

とても油の効いたソレですが、山ではかなりのオーバーワークになるので、ものすごく美味に感じてしまう。女子でも夕飯にペミおかずと米1合平らげてしまうほどなんです。

普通、山小屋に泊まって、1泊2食付きの料金を払えば温かい食事が出てきます。しかし、我が部の第2のこだわりは「テント泊」であります。以前あまりにもの強風で山小屋に「避難」したこともありましたが登山計画を考える時はテント指定地を常に考慮して行動時間を割り出します。

なぜテント泊かって?


他人が気にならないし(小屋だと寝る時も起きる時も他人に気を使わなきゃいけない)

山との一体感が増すというか 溶け込むというか

ウマいもの作ったり

「自由」が味わえるんです!

晴れたら星もスゴいんですよ!!

幕営料も安いし(1人500円ぐらい)

ほらっ!!




よって、我が部では自炊が当たり前。

手の込んだ物は作れませんが、気の利いた調味料を持って行ったりして楽しんでいます。









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